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2006年06月27日

沖縄 慰霊の日(6月23日)

沖縄 慰霊の日(6月23日)

沖縄 慰霊の日だった6月23日

その日の夕方、義祖母のお通夜でした。

6月20日の朝に義母から義祖母の容態が急変したと電話連絡があり、
その日に急遽旅行をキャンセルして、
夕方、夫が会社から帰宅してから病院へお見舞いに行く段取りだった。


もし、何かあれば、彼の方の携帯か、
うちの電話に連絡を入れて欲しいと義母に頼んでおいたけれど、
自宅待機をしていたわたしにも彼の携帯にも、
音沙汰がなかったのでその日は安心していた。

けれど、彼が
“今から病院へ行くよ”
という電話を実家へかけたら、

【もう病院には居ない。家へ戻ってきている。】

そう言われた。


彼もわたしもしばし呆然としてしまって、
しばらく途方に暮れてしまった。

それから彼の実家へ急いで行くと、
顔には白い布がかけられて、おばあちゃんは布団に寝ていた。


聞けば、20日の午前中に逝ってしまったとのことだった。


それまでの数日間、病院の病室で苦しそうな声を時折あげていたけれど、
最期はとても安らかに眠ったまま逝ったと知って、
孫である彼は少し救われた想いだったようだ。


 それから通夜、翌日の告別式(葬儀)が終わるまで、
悲しむ余裕なんて全くない忙しい毎日で時間があっという間に過ぎた。

義祖母を想う時間と言えば、
通夜・告別式の中でお坊さんがお経をあげてらっしゃる時間だけだった。

家へお線香をあげに来てくださるご近所さん達、
参列して下さっている親戚の方々の接客にずっと追われた数日間だった。


それが家の女の仕事なのだと初めて知った。




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Posted by なおっち☆ at 15:31│Comments(4)暮らしのこと
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もっとシンプルに【沖縄・八重山探偵団】at 2006年06月27日 20:44
この記事へのコメント
ご愁傷さまでした・・・

お疲れ出されませんよう。
Posted by びん at 2006年06月27日 20:41
びんさん

優しいお言葉、
ありがとうございます。
びんさんも夏バテしませんよう、御身体にはお気をつけ下さい。
Posted by さとこ at 2006年06月28日 13:12
さとこさん、お力落としのないように、されて下さいね。
オバア様は、あなた方を見守っているのでしょうしね。

>それが家の女の仕事なのだと初めて知った。
そうですね、私も何度か夫側の法事の手伝いをしましたが、
家々のやり方ってものがあって、何にも知らない私はよく注意されたものです。
女って、忙しいですよね。
Posted by るる丸 at 2006年06月28日 15:31
るる丸さん

優しいお心遣い、お言葉、ありがとうございます。
わたしは大丈夫です!
疲れもやっと取れてきました。^^;

>女って、忙しいですよね。
本当にそう思いました。
お義母さんが一番大変そうでしたから。。
あの役をこなすのは今の自分には到底無理だと思います。
Posted by さとこ at 2006年06月28日 15:52
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